投稿

3月, 2021の投稿を表示しています

メッセージ 希望の計画 エレミヤ29:11

  「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている――主のことば――。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」 エレミヤ書29章11節  今回の聖書箇所旧約聖書のエレミヤ書 29 章 11 節は、私の大好きなみことばです。この言葉は、私たちの将来が希望が満ち溢れていることを約束する言葉です。この言葉を握りしめるとき、くじけそうなときも目の前の状況ではなく、神に目を向け、再び立ち上がることができるのです。 これは旧約聖書に登場するエレミヤという預言者の言葉です。聖書に書かれる預言は、「預かる言葉」と書きます。預言者とは、神の言葉を預かって人に伝える役割を負った人のことです。  エレミヤの生きた時代は、当時二つに分かれていたイスラエルの南ユダ王国がバビロン捕囚にあった時期でした。ユダヤ人たちはバビロニアの占領によりバビロニアへの強制的な移住を余儀なくされたのです。 エレミヤは、滅びゆく国の姿を目の当たりにした人でした。彼はイスラエルの民がバビロン捕囚によって苦しみの中にたたされたとき、共にいて、主の言葉を伝え続けました。エレミヤの預言は、一つの偉大な神の賜物によって、支配されていました。それは希望です。 エレミヤは背教の罪を犯した民に神の悲しみを伝えると同時に、国が滅ぼされバビロンに捕らえられていった者たちに、希望を伝え続けました。彼は民に、捕えられた先で、畑を作り、家を建て、子供を育てるよう指示しました。エレミヤは苦しみの中でも主により頼めば心の平和を得ることができることを示しました。 神はユダヤの民をバビロンから再び救い出すことを約束していました。そのようにしてエレミヤが捕囚の民に希望を語ったことばが、はじめに書いたエレミヤ書 29 章 11 節のみことばです。 「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている――主のことば――。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」 将来に向けて、私たちは心にいろいろな計画を思いめぐらします。しかし、実際のところ人には一瞬先のことさえわかりません。 人の歩みを確かにするのは、ただ一人の方、主なる神のみであることを聖書は伝えます。エレミヤはエレミヤ書 10 章 23 節でこう語ります。 「主よ、私は