投稿

7月, 2021の投稿を表示しています

メッセージ 終わらない希望 ヨハネ11:1-4

さて、ある人が病気にかかっていた。ベタニアのラザロである。ベタニアはマリアとその姉妹マルタの村であった。このマリアは、主に香油を塗り、自分の髪で主の足をぬぐったマリアで、彼女の兄弟ラザロが病んでいたのである。姉妹たちは、イエスのところに使いを送って言った。「主よ、ご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です。」これを聞いて、イエスは言われた。「この病気は死で終わるものではなく、神の栄光のためのものです。それによって神の子が栄光を受けることになります。」 ヨハネの福音書 11 章1〜4節   今回は新約聖書にあるヨハネの福音書から、イエス・キリストが死人であったラザロを生き返らせた時の出来事に目を向けたいと思います。連日のニュースから分かるように、今、私たちは楽ではない時代を通っています。そこで、イエス様は、ラザロの病気や死にどのような結末をもたらしたのか、それをどのように用いるかに注目してみたいと思います。私たちが神によって歩むとき、逆境において、この聖書個所から得られることと同じことが起こるからです。   イエス・キリストは、ベタニヤという場所に住んでいた、ある三人の姉弟を愛しておられました。一番上のお姉さんはマルタ、妹のマリヤ、そして弟のラザロです。この三姉弟は、イエス様と親しい者達でした。   あるときラザロは重い病気となります。それゆえこの姉妹は人を遣わして、   「主よ、ご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です。」   とイエス様に伝えました。そのときイエス様がお答えになったのが、この言葉です。   「この病気は死で終わるものではなく、神の栄光のためのものです。それによって神の子が栄光を受けることになります。」   「この病気は死で終わらない。」これは一体どういうことでしょうか。   キリストはラザロが病んでいると聞いてからもそのときいた場所に二日とどまりました。それから、ラザロたちのいる場所へと向かいました。そこではキリストを憎む者たちがキリストを殺す計画を立てていましたが、それを知ったうえで、ラザロのもとへとイエス様は向かったのです。   イエス様が到着すると、ラザロはすでに亡くなっており、姉であるマルタとマリヤは身が裂かれるほどの悲しさに苦しんでいました。「あなたがおられればわたしの兄弟